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訴状をうけての声明

2011年5月30日、宗教法人「小牧者訓練会」の代表者卞在昌が9名 (セクハラ裁判原告4名、パワハラの原告1名、キリスト聖協団練馬グレースチャペルの小笠原孝牧師、 東京サラン教会の坂本兵部牧師、モルテガイの会代表の加藤光一さん、 Faith Of Esther代表の毛利陽子)に対する名誉毀損、不当訴訟、虚偽告訴による損害賠償請求などの訴状を 東京地方裁判所に提出。裁判所より口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状を受け取りました。
セクハラの訴えは虚偽の不当訴訟、名誉毀損だとし、卞在昌と小牧者訓練会それぞれに対する 5000万円(合計1億円)の支払いを要求し、新聞4紙とキリスト教界の新聞2紙に謝罪文を掲載せよ、 という内容です。

刑事裁判は、たくさんあるセクハラ行為の中で特に深刻な「準強姦」の行為に限っての争いでしたが、 被害者の証言を水戸地方裁判所土浦支部の裁判官に十分信じてもらえず「無罪」判決となりました。 しかし、だから何もしていないということではなく、「無実」ではありません。
被害者の話は事実、真実であり、Faith Of Estherは、彼女たちの訴え、証言を虚偽とする 二次被害を見逃すことはできません。ましてや彼女たちの話を偽りでしたというような謝罪文掲載の求めを 受け入れることはありえません。
私たちはこれまでと変わらず、問われたことについて「はい」は「はい」、「いいえ」は「いいえ」と 答え、見たこと、聞いたこと、知っていることの真実を主と人々の前に正直に語り続けます。

Faith Of Estherは、これからも事実、真実を明らかにしようと民事裁判を通して闘う 姉妹たちの支えとなり、裁判には訴えずに静かに新しい道を歩み始めた人々を応援し、 今後被害者であることに気づくであろう人々の心身両面のサポートをしてゆきたいと思っています。

日本の多くのキリスト教会や教職者の方々、皆さんの祈りと支援を必要としています。 どうか、事実、真実が明らかにされ、彼女たちの人権が回復されるように、 未だに被害を受けたことに気づかずにいる人々が一日も早く自分自身の置かれている状況や立場を 理解して自分自身を取り戻せるようにお祈りください。
今後とも私たちの活動にご理解いただき、ご支援賜りますようお願い申し上げます。


2011年6月18日
FOE(Faith Of Esther)
宗教法人「小牧者訓練会」による被害を受けた女性たちの
救出と癒しを目的とする会      代表 毛利陽子


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